歯は加齢によって抜けるものではない?
みなさま、こんにちは。
JR近江八幡駅北口すぐの「はちまん駅前歯科」の山田です。
私たちの体は、加齢に伴っていろいろなものを失っていきますよね。
例えば、視力や聴力が衰えたり、全身の筋力なども徐々に失われたりするものです。
そうなると、歯が抜けるのも加齢による影響と思いがちですが、実際は少し違います。
なぜなら、歯を失う原因の第一位は歯周病だからです。
歯周病で歯が抜けるのはなぜ?
歯周病は、その名の通り「歯周組織」に異常を生じる病気です。
歯周組織とは、歯茎や歯根膜、歯槽骨といった歯を支えている組織で、これらに細菌が感染することで炎症反応が生じてしまいます。
その結果、歯茎や歯槽骨が破壊され、歯を支えきれなくなり、歯の脱落へとつながるのです。
「沈黙の病」であることが原因
歯周病の末期症状として、歯が脱落してしまうメカニズムはすんなり理解できるかと思いますが、そもそもなぜ多くの人が重症化するまで放置するのか不思議に思えますよね。
例えば、むし歯であれば、歯が抜ける前に治療を受ける人が大半です。
一方、歯周病になると治療を開始した頃にはもう手遅れ、というケースが珍しくありません。
これは歯周病が自覚症状に乏しい「沈黙の病」だからです。
もうすでにかなりの段階まで進行していたとしても、患者さんご自身では気づきにくい傾向にあるのです。
定期的に検診を受けましょう
歯周病を早期に発見するのであれば、歯科医院での定期検診が欠かせません。
~6ヶ月に1回程度ご来院いただくことで、まだ発症して間もない歯周病でも発見し、治療を開始することができるからです。
まとめ
このように、歯周病は「沈黙の病」であり、気付いた時に重症化しているため、歯を失う原因第一位となっています。
それだけに、早期発見・早期治療が重要な病気といえますので、大切な天然の歯を長く使い続けていくためにも定期検診を積極的に受けていきましょう。
当院では歯周病予防にも力をいれておりますので、いつでもお気軽にご来院ください。