キシリトールガムでむし歯予防できるって、本当?
みなさま、こんにちは。
JR近江八幡駅北口すぐの「はちまん駅前歯科」の山田です。
「キシリトールガムで、むし歯予防!」という宣伝文句を見かけることがありますが、本当にガムでむし歯予防できると思いますか?
広告だから大げさに言っているのでは…という印象をお持ちの方もいるかもしれません。
答えは、正しい方法で摂取すれば、キシリトールガムは、むし歯予防に効果ありといえます。
ガムでむし歯予防できるなら、お子さんも取り組みやすいですね。
キシリトールは、白樺の木から発見された自然由来の甘味料です。いちごやカリフラワーなど、おなじみの野菜やフルーツにも含まれています。
WHO(世界保健機関)をはじめとする世界の公的機関でも、安全性が高い食品添加物と認められています。
そしてキシリトールは、甘味料の中で唯一むし歯にならない、しかもむし歯予防効果まである成分なのです。
キシリトールが配合していても、含有率が重要です。甘味料のうち50%以上がキシリトールでなくてはなりませんし、ほかにむし歯になる甘味料が入っていたら意味はありません。
その点、歯科専売品ならキシリトール100%なので安心です。
一般に市販されているキシリトールガムは、微量が配合されているだけ、ということも多いので気を付けてください。
キシリトールガムを噛むタイミングは、食後すぐ。できるだけ食後30分以内には噛むようにしてください。
食事をすると、むし歯菌が活発になります。口の中に残された糖質やタンパク質をエサとして繁殖し、酸を作り出して歯を溶かします。
そこへキシリトールが入ってくると、むし歯菌はエサになる糖と勘違いして取り込みます。けれどもキシリトールではむし歯菌のエサにならないので、繁殖することができずに減少し、やがて死滅します。
キシリトールガムを噛む習慣をつけていると、これを繰り返しているうちにお口の中の細菌数が減少していきます。ぜひ、キシリトール習慣を継続してください。
キシリトールガムは細菌を減らすという意味ではむし歯予防に効果的ですが、歯についた歯垢などの汚れを落とすことはできません。
細菌の温床となる歯垢を落としきるために歯磨きをしっかりと行い、お口の中を清潔にしておきましょう。
はちまん駅前歯科では、歯科専売品のキシリトールガムを取り扱っています。ご希望の方はお気軽にお声がけください。